【完全版】このいっぱいのLove Songをキミに捧ぐ




線路沿いの道を歩いて行く。



「舞ちゃんはこっち歩きなよ」



そう言って、細野さんが車道側を歩く。


彼の優しさが伝わってきた。


それと同時に女の子の扱いに慣れてるなとも思った。


彼は30歳。


年齢の割りには若く見える。
性格は優しい。
容姿はカッコイイ。


だから今までいろんな女性と付き合ってきたんだろうな……。


そんなことを考えてる自分にハッとしてしまった。


どうして彼のことを考えてしまうんだろう……。


どうして彼の過去に付き合った女性が気になるんだろう……。


それに……。


細野さんといても恐怖心はない。


助けてもらった時には少しは恐怖心はあったかもしれない。


でも……。


今は、細野さんといると逆に安心感がある。


太一とは全然違う……。


自分でもよくわからない不思議な感じがした。