【完全版】このいっぱいのLove Songをキミに捧ぐ





「それにしてもさぁ……あいつら遅くね?」



そう言えば……。


私は壁にかけてある時計を見た。


吉形さんたちがコンビニに行って1時間以上は経つ。


こんな長い時間、私は細野さんと話してたんだ。


ふと周りを見ると、スタッフの人数も最初来たときより減っていた。



「そうですね」



私は笑いながら言った。



「どんだけ遠くのコンビニに行ってんだよ」



細野さんも笑う。



「ただいま~」



噂をすれば何とかじゃないけど、吉形さんたちがスタジオに入ってきた。


吉形さんに続いて、三橋さん高山さんとスタジオに入ってきた。


三橋さんの両手には中身が大量に入ったコンビニの袋が握られている。



「おせーよ!」



細野さんが笑いながら言う。



「いや~コンビニのレジが混んじゃっててさぁ……。参ったよ」



そう笑いながら言う吉形さん。


三橋さんがテーブルの上に“ドンッ”と荷物を置いた。


高山さんは黙ったまま椅子に座った。


吉形さんの言葉に、私と細野さんはお互い笑い合った。