【完全版】このいっぱいのLove Songをキミに捧ぐ





「意外って顔してんな」



鼻で笑う細野さん。



「あ、ゴメンなさい……」


「謝らなくていいよ。

そう思われても仕方ないかもな。

でもな、俺たちはファンや歌を聴いてくれてるヤツらに支えられてると思ってから。

本当に俺たちを愛してくれてるヤツらがいるから今の俺たち、ラクテがあるんだよ。

だからファンは俺らにとって大切な存在なんだ……」



細野さんが前を真っ直ぐ見たまま言った。



「凄い……」



そうポツリと呟いたら



「別に凄くねぇよ。当たり前のことを言っただけ」



と、肩を竦めて笑った。