【完全版】このいっぱいのLove Songをキミに捧ぐ




“運命”という言葉に体中が熱くなる。


胸がドキドキしてる。



「細野さんからメールがきた時、信じられなかったんです……」


「だろうな」



細野さんはクスッと笑った後、短くなったタバコを灰皿に押し付けた。



「ラクテは人気のあるバンドだし、毎日、凄い数のメッセージが送られてきてると思うから……。だから返事がくるなんか思わなくて……」


「うん。確かにメッセージは毎日凄い数がくるよ。そこは否定しない。いつもスタッフがチェックして、チェックしたメッセージをプリントアウトしてくれて時間のある時に、ひとつひとつ読んでいってる」


「えっ?」



意外だった。


メッセージなんか読んでないと思ってた。


読んだとしてもザッと目を通すくらいだと思ってた。