【完全版】このいっぱいのLove Songをキミに捧ぐ





「もしかして健が、ああいう仕事をしてから?迷惑かけたくないとか……」



私はコクンと頷いた。



「それもあります……でも……」


「健の子供嫌いのことかな?」



私は再びコクンと頷いた。



「健ってね、昔から赤ちゃんとか幼児と言われてる小さい子供が苦手みたいでね。うちの蒼太にも笑顔を見せないくらいだし……。蒼太は健のこと大好きなんだけどね。でもね、なぜか小学生くらいの子供は平気みたいなのよ。変わってるでしょ?」



美香さんはそう言ってクスッと笑うと、上品に紅茶を一口飲んだ。


あっ……。


そう言えば、前にあの公園で小学生には普通に接して、しかも一緒にサッカーして遊んでたっけ……。


でも蒼太くんには笑顔も見せず、目も合わせなかった。


美香さんの言ってることは当たってるかも……。