「舞ちゃん、フローリングになんか座って、お腹が冷えたらどうするの?夏だからって油断したらダメよ。今が1番、大事な時なんだから、ソファに座りなさい」
「そうだぞ、舞。おばさんの言う通りだ。さっ、こっちへ来て、ここへ座りなさい」
「えっ?」
頭を上げ、伯父さんと義伯母さんを見ると、さっきまでの険しい顔ではなく、いつもの優しい顔になっていた。
「産みたいんだろ?」
伯父さんの言葉に、私は何も言わずコクンと頷いた。
「授かった命を、おじさんもおばさんも堕ろせなんて言えない……。舞の産みたいという強い気持ちも伝わった」
「伯父さん……」
「産みなさい……」
「ホントに?」
「あぁ」
伯父さんの優しい笑顔を見て、私の目には再び涙が溢れてきた。
私は何度も何度も伯父さんと義伯母さんにお礼を言った。



