【完全版】このいっぱいのLove Songをキミに捧ぐ




いつの間にか目に溜まっていた涙が、ポタポタとフローリングの床の上に落ちていき……。



「舞、さっき言ったことは本当なのか?」



沈黙を破ったのは伯父さんだった。


私はコクンと頷いた。


それと同時に伯父さんの口からは溜め息が漏れ、義伯母さんの目からは涙が流れていた。



「今、妊娠4週で、来年の春が予定日で……」


「どうするんだ?」


「産みたい……絶対に産みたい……。愛する人との間に授かった赤ちゃんだもん……」


「でもね、舞ちゃん。人を産み育てることは簡単なことじゃないのよ。頭で思い描いてるような簡単なことじゃないの」


「わかってる!簡単なことじゃないことくらいわかってる。でも産みたいの……。お腹の中に宿った小さな命を殺すことなんて私には出来ない……。お願いします……産ませて下さい……お願いします……」



私は床に頭を擦りつけ、泣きながらそう言った。