自分の性欲さえ満たされればそれでいい。


最近の太一のセックスはいつもそうだ。


付き合い始めた頃は凄く優しく労ってくれていたのに……。


濡れてない私のソコに無理矢理入れてきて苦痛で顔が歪む。


それを太一は気持ちいいと思ってると勘違いしている。


声を出す演技をしてる私はAV女優になれるんじゃないかと思ってしまう。


情事が終わった後は、ギュッと抱きしめたり余韻に浸る暇もなく、さっさと服を着てしまう。


私もそれに従い服を着る。


その後は地獄の時間が始まる――……。