「コーヒーでいいか?舞ちゃんはジュースか紅茶にする?」
1人の男性社員が席を立って、私たちにそう聞いた。
「あぁ」
健さんはそう返事をすると、ソファに座る。
「紅茶で、お願いします……」
私はそう言って、健さんの隣に座った。
「堀川、見せて?」
健さんがそう言うと、堀川さんはオフィステーブルの引き出しを開けて何かを取り出した。
私は健さんと堀川さんの電話での会話の内容は知らない。
でも健さんの慌てように、私も一緒に事務所へ連れて来られた理由……。
それは堀川さんがオフィステーブルの引き出しから出した何かが関係してるのかもしれない……。



