私は伯父さんと義伯母さんに全て話した。
去年、太一がバイト先に来たこと。
それから電話がかかってくるようになって、待ち伏せされていたこと。
太一が私の携帯番号とバイト先を知った経緯。
それから心お兄ちゃんがケガをした本当の理由……。
「その話は本当?」
全て話終わった後、今まで黙っていた義伯母さんがそう聞いてきた。
私はコクンと頷く。
「舞ちゃん、辛かったわね……。彼氏に暴力を振るわれていた時もそうだったけど、おばさんたち、今まで何も気付いてあげれなくてゴメンね……。1人で抱えて苦しかったでしょう……」
そう言った義伯母さんの目からは大粒の涙がボロボロ零れていた。
義伯母さん、泣かないで……。
「舞、気付いてやれなくて悪かった……」
伯父さんまで……。
私の目からもポロポロと涙が零れていく。
私は首を左右に振った。