【完全版】このいっぱいのLove Songをキミに捧ぐ





「伯父さん、あのね話は変わるんだけど……今日、事務所の社長さんの堀川さんが一緒に来たのはね……私の新しい仕事のことなんだ……」


「新しい仕事?」



今日は彼氏と彼氏の上司が来ると言っていただけで、新しい仕事のことは話してなかった。


彼氏が来るのに、何で上司まで一緒に来るんだ?と不思議がってたけど、理由は後で話すとだけ言っていた。



「改めてまして、私、細野が所属する事務所の社長をしております堀川です」



堀川さんは名刺を出すと、それを伯父さんに渡した。



「実は……舞さんが高校を卒業しましたら、私どもの事務所に就職して頂き、細野のバンドのマネージャー補佐として働いて頂きたいと思っております」


「えっと、ちょっと待って下さい。舞?卒業したらコンビニでお世話になるんじゃなかったのか?」


「実はコンビニのバイトは年末で辞めたんだ……。卒業後にそのままコンビニで働くことも辞めたの。店長にも話して納得してもらったの……」


「理由は?」



理由……。


そうだよね。


理由は後で話すと言ったんだから、ちゃんと話さなきゃね。


伯父さんや義伯母さんに黙っとくことなんて出来ない……。