皆で雑談したながら、お昼ご飯を食べた。
健さんも堀川さんも、お昼ご飯を「美味しい」と何回も言ってくれた。
「遅くなってゴメン……って、えぇ!!」
心お兄ちゃんがリビングに入って来た。
目を見開き、口を開けて健さんを見てる。
そりゃあ、大ファンのラクテのボーカルが家に来てたらビックリするよね。
「舞?何で?何で細野さんが、うちに?えっ?まさか……舞が前に言ってた彼氏って……えっ?うそ、マジで?」
心お兄ちゃんも純お姉ちゃんと同じ反応で、笑いが込み上げてくる。
「息子の心です」
伯父さんが健さんに心お兄ちゃんを紹介した。
「初めまして。細野健です」
「あ、初めまして……有坂心です。あの、本物、ですよね?」
「本物だよ。良かったら後でサインしようか?」
「マジっすか!?お願いします!俺、ラクテの大ファンでライブに何回も行ってて……」
「心、座ったら?」
義伯母さんが心お兄ちゃんの話を遮ってそう言った。
心お兄ちゃんは頷いて、大好きな健さんの隣に座った。



