「あ、あの、店長?」
机に向かいパソコンと睨めっこしている店長に後ろから声をかけた。
「ん?」
店長が椅子ごと、こちらを振り向く。
「あぁ、舞ちゃんか。もう上がりだっけ?」
「はい」
「お疲れ様」
「お疲れ様です。あの、店長に相談したいことがあって……。お時間、いいですか?」
「別に構わないけど……相談って何?」
私は周りに誰もいないことを確認する。
店長は、そんなに重大なことなのか?って顔をして私を見ていた。
「何なら更衣室に行く?」
店長はそう言って、更衣室を指差した。
「ここで大丈夫です」
私はそう言って、店長が座っている椅子の傍にあった椅子に座った。