「だから舞ちゃんをラクテのマネージャー補佐として働いてもらうことを提案したのは俺なんだ」
「堀川さんが?」
「あぁ。それで今日、舞ちゃんに伝えるために、この場所を指定したんだ」
そう言うことだったんだ……。
私は、てっきり健さんと別れてくれと言われるとばかり……。
「舞?」
「ん?」
「堀川に勝手に話してしまったことは謝る……。ゴメンな……」
健さんは私に頭を下げてきた。
私は首を左右に振り、健さんに頭を上げるように言う。
謝るのは私の方だ。
私のために、あの男のために、皆に迷惑かけてる。
「私の方こそ……ゴメン、なさい……」
健さんと堀川さんの優しさに、胸に何かがキューと込み上げ、乾いていた目に再び涙が溢れた。



