「舞ちゃん?」
「はい」
相変わらずニコニコ笑顔の堀川さん。
に、対して顔が強張っている私。
下手したら泣きそうだよ。
「今日、ここに細野と来てもらったのはね……」
堀川さんはそこまで言うと一旦、言葉を切ってコーヒーをすすった。
どんな判決が下るのか……。
前にいる人は裁判長、私は被告人。
無罪なのか有罪なのか……。
何も証言しないまま判決が下る。
言い訳でもいいから何か言わなきゃ……。
その前に、ちゃんと謝らなきゃ……。
じゃないと、健さんとの付き合いが終わってしまう。
「実はね……」
「ゴメンなさい!」
私は堀川さんの言葉を遮り、頭を下げて謝った。



