気付くと私は、心お兄ちゃんの胸の中にいた。
ギュッと抱きしめられ、心お兄ちゃんに私の頭や背中を優しく摩ってくれてる。
「舞はバカだな……本当にバカ……」
頭の上から心お兄ちゃんの優しい声がする。
「舞のセイじゃないのに……何で謝るかなぁ……」
違う……。
私のセイで心お兄ちゃんは……。
私は頭を左右に振った。
「舞のセイじゃない。俺が言ってんだから間違い。舞は俺から見たら可愛い妹みたいなもんだから大切な妹のために、俺は舞をあいつから守ってやりたかっただけなんだ……」
「心お兄ちゃん……」
「だから、舞は何も気にしなくていい」
私は顔を上げて、心お兄ちゃんを見た。
「ホントに?」
「あぁ」
「心お兄ちゃん、ありがとう……」
心お兄ちゃんとはイトコ同士の関係だけど、可愛い妹のようだと言ってもらえて嬉しかったんだ……。
心お兄ちゃん、守ってくれて、ありがとう……。



