「私、全部、知ってるの……」
「えっ?全部って……」
「心お兄ちゃん、ずっと太一から私の携帯の番号とか居場所を聞かれてたんでしょ?」
「舞……何で……」
「聞いたの……全て、太一本人から聞いたの……」
「はっ?お前、会ったのか?」
心お兄ちゃんの声は少し震えていた。
それは怒っているからなのかわからない。
「会ったって言うか……待ち伏せされてて……」
私は太一から、さっき聞いたことを全て心お兄ちゃんに話した。
心お兄ちゃんは黙って話しを聞いてくれていた。
「心お兄ちゃん、ゴメンなさい……私のセイで……」
全て話し終えた後、私は泣きながら心お兄ちゃんにもう1度謝った。



