【完全版】このいっぱいのLove Songをキミに捧ぐ





「階段から落ちたのって足を滑らせてじゃないよね?」


「えっ?」



私の言葉を聞いて、さっきまで優しい顔だった心お兄ちゃんの顔が真顔になった。



「何、言ってるんだ?俺が自分で……」


「嘘!」



私は心お兄ちゃんの言葉を遮って、そう叫んだ。



「嘘じゃないよ」



心お兄ちゃんは、さっきまでの真顔とは違って、笑顔でそう言った。


何で?


何で嘘をつくの?


何で私を責めないの?


お前の元カレのセイだって、何で言わないの?


私の目から溢れた涙は、瞬きをするたびにポタポタと落ちていく。