「で、何があった?」
心お兄ちゃんは、そう言いながら私の向かいに座った。
「あの……あのね……」
「うん」
私はテーブルの横に体をずらし、心お兄ちゃんに頭を下げた。
「ちょ、舞?何して……」
心お兄ちゃんの驚く声が聞こえる。
「ゴメンなさい!」
私は頭を下げたまま大きな声で心お兄ちゃんに謝った。
「舞?」
「本当にゴメンなさい……」
「舞?頭、上げて?」
心お兄ちゃんの優しい声。
私は頭をゆっくり上げる。
「俺、舞に謝られるようなことした?」
私はコクンと頷いた。
心お兄ちゃんは本当にわからずにそう言ってるのか、それとも本当はわかっててワザとわからないフリをしてるのか……。
「それは何?」
心お兄ちゃんは優しく私にそう言った。



