「また夕方、迎えに来るから……あ、舞からのクリスマスプレゼント、皆に渡しとくな」


「うん。お願いします」


「じゃーな」


「バイバイ。お仕事、頑張ってね」


「おう!」



家から少し離れた場所で、私は健さんの車から降りた。


笑顔でバイバイした後、私は健さんの車が見えなくなるまで見送った。


健さんと軽く朝ご飯を食べた後、車で家の近くまで送ってもらった。


今日、バイトは休み。


健さんはオフだけど、スタジオで曲作りをするみたい。


本当は今日も一緒にいたくて、健さんも「スタジオに来る?」って、言ってくれた。


でも義伯母さんに嘘をついてしまった手前、帰ることにして、また夕方、健さんと会って晩ご飯を食べる約束をした。


健さんを見送った後、家に帰ろうと家の方に向いた、その時――……。