【完全版】このいっぱいのLove Songをキミに捧ぐ





「舞?もう、大丈夫だから……」



さっきの威圧感のある声と違って、いつもの優しい健さんの声に戻ってる。



「健さん?さっき、週刊誌に売り付けるって……」



気になってたことを健さんに聞いた。


太一は健さんがラクテのボーカルだと知ってたから、多分、私と健さんの関係を週刊誌に売り付けるとか何とか言ったんだろうな……。



「あ、それ?あいつがさぁ、俺たちのこと週刊誌に売り付けるって言い出して……。写真がどうとか言ってたけど、もしかしたら写真に撮られたかもな」



健さんがクスクス笑いながらそう言った。



週刊誌に売り付けるってことは、私たちの付き合いが世間にバレちゃうってことよね?


しかも写真って……。


太一は私と健さんがいたとこを写真に撮ったの?


あの時、全く気付かなかった。


でも、太一ならやるかもしれない……。


って、ことは……ちょ、それマズイんじゃ……。


てか、何で健さんは笑ってられるの?


怖くないの?