他には誰が……。 家族? それも絶対に違う。 …………………………。 ………………もしかして。 私の頭の中に忘れていた1人の人物が頭に浮かんだ。 「健さん……」 その人物の名前を言おうとした時、また携帯がブルブル震え出した。 体がビクンと跳ね上がる。 もう頭の中は太一からだという確信があって……。 携帯を持つ手が震える。 「舞?」 「ん?」 「最初に舞が電話に出て?で、向こうが何か言ったら俺に代わって?」 私は無言で首を縦に振った。