「舞?」
少し俯いた私の顔を覗き込むようにして私の名前を呼ぶ健さん。
「あ、あのね……。実は、健さんにクリスマスプレゼントを用意してて……」
「えっ?マジ!?俺に?」
「うん……。でも、それがね……」
「それが?」
私のクリスマスプレゼントと言う言葉を聞いた人達が、私たちの周りに集まって来た。
「えっ?何々?舞ちゃんから健にクリスマスプレゼント?」
「いいなぁ……」
「細野さん、幸せっすね」
なんて声が聞こえくる。
中には「見せて?」と言う人までいて……。
健さんが「お前ら、あっち行けよ」なんて笑いながら言ってるし……。
ここまでして「やっぱいいや」とは言えず、健さんの膝の上にプレゼントが入った紙袋を置いた。



