【完全版】このいっぱいのLove Songをキミに捧ぐ




クリスマスパーティーを兼ねた忘年会は、皆が揃ったところで堀川さんの乾杯の音頭で幕が開けた。


昼間からお酒を飲んで、見るからに高そうなワインやシャンパンが次々に空いていく。


未成年の私は、もちろんジュースやウーロン茶といったノンアルコールドリンクを飲む。


私の他にもジュースやお茶を飲んでる人が何人かいて、隣にいる健さんもウーロン茶を飲んでる。



「お酒、飲まないの?」


「あぁ。今日は帰る予定にしてるから……」



健さんはそう相槌を打つと、ウーロン茶を一口飲んだ。


健さんの言ったことを聞いて、お酒を飲んだ人は皆、ここに泊まるんだなと思った。


それに大人数で賑やかだし、夜には季節外れの花火もするみたいなことを言ってた。


だから居酒屋のような飲食店より、どんだけ騒いでもいいように人里離れた家でするのかも……。


もしかしたら堀川さんは、このために、こんなとこに別荘を建てたのかもしれない。