「店長、お先に失礼します」
「あ?あぁ。お疲れ様」
「ケーキ、頂いて帰りますね。良いクリスマスを……」
店長も彼女とクリスマスを過ごすのかなぁ?
「舞ちゃんもね。てか俺は、もうクリスマスを好きな子と過ごすなんて年じゃないから」
「えっ?そうなんですか?」
店長って一体、何歳なんだろう……。
「クリスマスは家に帰って嫁さんと子供と、ごちそうを食べて終わり」
店長はそう言ってクスクス笑う。
「えぇ!奥さんと子供がいたんですかぁ!?」
「そんなに驚かなくても……俺、こう見えても35だから……」
35歳……。
30歳くらいだとは思ってたけど……。
「そうだったんですね……。じゃあ、奥さんと子供さんと楽しく過ごして下さいね」
「あぁ」
私は店長に、もう1度挨拶をして店内に出た。
そして、バイトの人に挨拶をしてお店の外に出た。



