【完全版】このいっぱいのLove Songをキミに捧ぐ




事務所にいる店長に挨拶をして店内に出た。


私がバイトしているコンビニには裏口というものがない。


だから従業員やバイトは、普通にお客さんが出入りしているドアから出入りしている。


事務所から店内に出る時、もし、太一がいたら……。


そんな思いが頭を駆け巡り、激しい動悸に見舞われた。


携帯を持つ手に力が入る。


でも、既に太一の姿はなく、レジには井川さんだけだった。


井川さんに挨拶をして、コンビニの外に出た。


健さんが待っているいつもの場所に急いだ。


いつもの場所とはコンビニの斜め前にある大型スーパーの駐車場。


あまり広くないコンビニの駐車場。


お店から駐車場が良く見えるため、送り迎えしてもらってるのがバレて、あれこれ聞かれたら健さんに迷惑がかかる。


それを理由にバイトの時の送り迎えは、コンビニの斜め前にある大型スーパーの駐車場にしようと私が決めた。