【完全版】このいっぱいのLove Songをキミに捧ぐ





「この花瓶、借りていい?」



テレビ台の横に置いてあった花瓶を指差して言った。



「いいけど……」


「お花、生けちゃうね」



私は花瓶とテーブルに置かれた花を持って洗面所に行き、花瓶に花を生けた。


それをテーブルの上に置いた。


そして、ベッドの傍にあった椅子に座る。



「舞?」


「何でここに私がいるのかって聞きたいんでしょ?」



心お兄ちゃんが言う前に私はそう言った。



「うん……まぁ……」


「昨日ね……」



私は昨日、おばあちゃんから電話があった事から全て心お兄ちゃんに話した。


でも……どうしても、健さんに送ってもらったとは言えず……。


友達のお姉さんに送ってもらったと嘘をついた。