健さんが、いきなり私の腕を引っ張った。
倒れ込むように健さんの体に飛び込む私。
私の体をギュッと強く抱きしめる健さん。
甘い香りが鼻を掠める。
甘い香りと温かな温もりが体を支配していく……。
まるで金縛りにあったように動かない体。
ドキドキと今にも張り裂けそうな胸。
体が熱くなっていく……。
恥ずかしくて顔を上げることが出来ない。
「後悔、しない?」
そんな私に健さんは耳元で囁くようにそう言った。
「えっ?」
私は顔を上げて健さんを見たけど恥ずかしくて、すぐに視線を外した。
「俺に抱かれることに、後悔しない?」
私は健さんの言葉にコクンと頷いた。



