その後、健さんと順番でシャワーを浴び、健さんはリビングに隣接してあるベッドルーム、私はそこから離れたベッドルームで寝ることになったんだけど……。
疲れてるのに、なぜか寝れない。
さっきから寝返りばかりしてるような……。
携帯の時計を見る。
夜中の1時。
あぁ……寝れない……。
私はベッドから下りて、ベッドルームを出た。
「あっ……」
リビングへ行くと、健さんがソファーに座ってタバコを吸っていた。
「舞、どした?」
「何か眠れなくて……」
「俺も」
健さんはそう言ってクスッと笑った。
私は健さんの隣に座った。
タバコの煙がモクモク天井に上っていくのを目で追っていた。
なぜか緊張して何を言えばいいのかわからない。



