【完全版】このいっぱいのLove Songをキミに捧ぐ




晩ご飯を済ませた後、アパートの部屋に帰って来た。


1DKの間取りでも1人で住むには広すぎる部屋。


伯父さんの家の賑やかさと違って、シーンと静まり返った部屋の中。


寂しさを紛らわすために電気をつけて部屋を明るくして、テレビをつけて部屋の中の静けさを消し去る。


コンビニに置いてあった求人情報誌を入れた鞄を開けた。


求人情報誌を取り出す。


あ……。


求人情報誌の下にあったペットボトル。


それも取り出す。


あの時、冷えていたペットボトルのミネラルウォーターも今は温くなっていた。