『心くんがね……事故に遭ったらしんだよ……』
えっ?
心お兄ちゃんが、事故?
歩きながら電話していた私は思わず立ち止まった。
健さんも立ち止まり、私を不思議そうに見ている。
「おばあちゃん、本当?」
『今、伯父さんたち病院に行っててね、詳しいことはわからないんだけど、舞ちゃんにも伝えた方がいいと思って電話したんだよ……』
「おばあちゃん、ありがとう。で、どこの病院かわかるかな?」
『えっと、確か……○○総合病院だったかな……』
「おばあちゃん、ありがとう」
私は、おばあちゃんにお礼を行って携帯を切った。
「舞?おばあちゃん、何だって?病院がどうとか言ってたけど……何かあった?」
「健さん、どうしよう……。心お兄ちゃんが……お兄ちゃんが、事故に遭ったって……どうしよう……」
おばあちゃんから聞かされた心お兄ちゃんの事故。
どういう事故で、ケガの程度は全くわからない。
心お兄ちゃんは大丈夫なの?
ポロポロと涙が零れて放心状態の私。
ただ、どうしようって事しか頭に浮かんで来なくて……。



