「舞は今日から俺の彼女で、俺は今日から舞の彼氏な?」
「うん」
そう改めて言われると凄く恥ずかしい……。
「舞?」
「ん?」
「俺は舞のこ、悲しませたりしない。俺が舞を守るからな。だから何も心配しなくていい。約束する」
「うん……ありがとう……」
細野さんは、私の手を握っていた手を離すと小指を差し出してきた。
「約束……」
「うん」
私は細野さんの小指に自分の小指を絡ませた。
「指切りげんまん、嘘ついたら……嘘ついたら、何にしようか?」
「えぇ~!“針千本飲ます”で、いいんじゃない?」
「針千本も飲めねぇって」
…………ぷっ。
何か細野さんって小学生みたい。
「じゃあ……嘘ついたら……何かおごってもらう」
「何かって?」
「うーん……例えば、ご飯とかお菓子とか」
「いいよ。じゃー……嘘ついたら舞に何かおごる、指切った」
細野さんの指が私の手から離れた。



