「あのね……私もね、細野さんと同じ気持ちです……」
私の告白に細野さんは目を見開き私を見た。
私も細野さんが好き。
「細野さんのこと、好き……です……」
「…………嘘……」
細野さんは信じられないというような顔をしていた。
嘘じゃないよ。
めちゃくちゃ恥ずかしくて、細野さんの顔が見れない。
目が合わせられない。
目のやり場に困って下を向く私。
「ゴメン、なさい……」
「何で謝るの?」
「彼氏と別れたばかりなのに……細野さんのこと、好きだなんて……私のこと、軽い女だと思ったでしょ?
確かに男の人が怖い時があって、男の人の罵声を聞くとフラッシュバックして恐怖に取り憑かれたように体がガタガタ震えてくるの……。
細野さんと初めて会った時もそうだった……。
でもね、不思議と細野さんのことは怖いとは思わなかった。
細野さんに会ったら、胸がドキドキして……」
私はそこまで言って、スカートをギュッと掴んだ。



