【完全版】このいっぱいのLove Songをキミに捧ぐ




顔を上げると、細野さんが私を見下ろしていて目が合った。


ドキン――。


胸が大きく跳ね上がる。



「あ、あのね……」


「ん?」


「違うの……細野さんに、無理矢理、別れさせられたわけじゃないの……。

確かに、彼氏と別れることに悩んでた。

迷ってた。

もし別れても何かされるんじゃないかって恐怖もあった……。

でもね、細野さんが私の背中を押してくれた。

別れる決心をつかせてくれた。だから……違うの……」


「舞ちゃん……」



今は彼氏と別れたことを後悔してないから……。


これで良かったって思ってるから……。


だから、何も気にしないで?