【完全版】このいっぱいのLove Songをキミに捧ぐ




今、私は細野さんの胸の中にいる。


私の真上に細野さんの顔がある。


細野さんの優しい息遣いが聞こえる。


私の胸はドキン――ドキン――と、張り裂けそうなくらい痛い。


抵抗することも、しゃべることも出来ない。


ドキン――ドキン――。


自分の胸の音だけが耳に聞こえてきて……。


私は細野さんのことを――……。



「あのさ……舞ちゃん……」



私の真上で細野さんの優しい声がした。


恥ずかしくて、顔を上げれない。


返事も出来ない……。