ねぇ、気づいてよ【短編】





大学も終わり家に帰った。


都絵君っ…


なんでなのよ

なんで今日に限っていないのよ!



私の目にうっすらと涙が滲んだがグッと堪え


「もうこのさいスッゴい料理つくっちゃう!」

そう一人で断言しキッチンに立った。



都絵君なんて知らないわ!



今日は私に取っても、貴方に取っても大事な日なのに。