私があなたを撮る理由


「琉雨 いくぞ」


「いやでも「いいから」


琉雨のことばを さえぎって

話した

歩いていこうとしたとき


「ちょっと まちなさいよ!!!
 
 あんた なにしてくれてんの??
 
 あんたが 走ってて ぶつかられて

 カメラ 壊れたんだけど!?

どーしてくれるわけ??」


珍しい女

俺に こんなに怒鳴ったやつ

初めて おもしれーなぁ


「ねぇ どーすんの」