Happy Pinky JINX

目の前には満面の笑みを浮かべながらブンブンとブーケを高く掲げる花嫁。



クルッと後ろを向いた瞬間、ザッと前へ前へと移動する女共。



「オイ。」



「ん?…っと!!」



トンッと創の背中を押した俺は、



「頑張れよ。」



振り向く創に満面の笑みを浮かべた。



「次はテメェの番だろ?」



「あ…」



そして、キョトンとする創の背中を今度はバシッと叩き、行けと急かすように顎で合図した…瞬間、



「……行くぞ。」



「は?」



突然、俺の手を取り、ズカズカと前へと足を進めた創は、



「さーくーらーちゃーん!!こっち、こっちー!!」



俺の手を持ったまま、花嫁にブンブンと手を振りだした。