Happy Pinky JINX

クールで大人な俺は何処やら。我ながら子供っぽいと思うが、コイツらと一緒にいたら自然とこうなっちまう。



まぁ…うん。学校の奴らには見せらんねーな。



うんうん。



俺は「暴力反対!!」と頭をさすりながら喚く創の臑をゲシゲシと蹴りながら、ひとりうんうんと頷いた。



「鬼!!悪魔!!お前なんかフラれちまえっ!!」



「なっ!!テメェ…」



「ギャッ!!暴力反対!!」



「うっせぇ!!」



「じゃあ、いくよ~!!」



「「あっ…」」



しかし、花嫁の声で今からブーケトスが始まるのだとハッとした俺は、創の胸元を鷲掴んでいた手をパッと放すと、正面へと顔を向けた。