「悪い。お前ちょっと、
 メンドくさいわ」



彼氏のユージ。

同い年。
18才。


その日は、
いろいろあって…、

すっごく腹が立ってて、



わざと
大きめに泣いた。



まぁ、いつもみたいに、

俺が悪かった的な
ムードになるかな~。

って思ってたけど、




その日は違った。




何だろう?

分かんない。


何であんな怒ってたの。



「もういいよ」



駅前の座れるとこ。

ユージは
そう言って、
一人で帰ってった。


「もういいよ」で、
終わりってさ、

あたし達
漫才コンビ?


なんて、そんなツッコミを
冷静にしてる自分がいた。