牢獄の姫君




中をあけて手紙をよんだ。



“フローラへ





これを読む頃あなたは



お嫁にいくほど大きくなっているでしょう。




お母様の罪のせいで



あなたを一生苦しめてしまい



あやまってもあやまりきれません。