あたしはどうすればいいの…?
…やめて。
春樹の彼女があたしじゃないのは凄く悔しいよ…?
でもこんなことしちゃダメだよ…。



「やめてーっ!!」


あたしはいつの間にか叫んでいた。
しかしそんなあたしの声は届かず、香里奈は近くにあった椅子で芽衣を殴ろうとしていた…!


「えっ…!?」


「やめろ」



しかし芽衣は殴られていなかった。


「はっ…春樹!?」


春樹は香里奈が殴ろうとしていた椅子を掴んでいた。


「何で春樹はこんなクソ女と付き合ってるワケ!?信じらんない!!」

「春樹ってこーゆー女がタイプだったんだ?…見損なった!!」



香里奈達は言いたい放題言って去って行った。


…あたしは正直ショックだった。芽衣を守ったことで春樹と芽衣は付き合ってるってことを実感させられた…。

ねぇ…春樹、
春樹は芽衣の何処が好きなの?
…あたしのことはどう思ってるの…?
春樹の気持ち聞きたいよ…。



「ありがとう春樹!!あたしのこと助けに来てくれるって信じてたよ…!!」


芽衣は春樹の腕に抱きついた。