あたしはいつものように学校に行くと、何故か騒がしかった。
「何かあったの?」
「春樹君に彼女が出来たんだってぇー」
「えっ…?」
「飽く迄も噂だけどねっ」
嘘…っ。
春樹に彼女…?
あたしは正直信じたくないことだった。
今までずっと好きだったのに…。
これであたしの恋は終わってしまったのかな…。
「春樹ー!彼女が出来たってほんとか?!」
「春樹モテるもんなー!」
春樹が教室に入って来た。
そして、あたしはその答えを待った。
そのときだった。
「春樹ぃー!」
「芽衣…」
春樹の名前を呼び、腕に抱きついて来た女の子。
もしかして…。
この子が彼女…?