あたしの背中をトンと押すと


「行った方がいいわ…また学校でね♪」


そう言うとバイバイと手を振った


あたしは涼子に見送られ不機嫌な総長様のもとへと急ぐ


冬夜の胸に飛び込み腕を首に回し抱きつく


ぎゅっと抱き締める逞しい腕に安心させられる


1人じゃないって言ってくれているようで…


今のあたし達に言葉はいらない


今夜の事が2人の距離をさらに縮めたように思えた


暫く抱き合っていたがふと皆の事が気になり冬夜に問う