キラキラと輝く光の渦に酔ってしまいそう


窓から身を乗り出し風を感じ夜の闇に輝く光達を眺めていた


「陽菜…楽しいか?」


冬夜の優しい微笑みにあたしはにっこりと笑って返す


「サイコー!凄く綺麗…」


「あぶねぇからあんま乗り出すなよ…」


あたしのお腹に腕を回し引っ張る


「あたしね何度かこの流れを見てるの…いつかあたしもあの流れに乗ってみたいって思ってた」


瞳を輝かせ冬夜を見つめる


「そうか…なら良かった」


そう言ってあたしの手を握った