月夜の散歩

「カッコいい…」


あたしは思わず口にしていた


「当たり前…」


当然とでもいう風にあたしを見つめて言う



「行くぞ!」


「「「よっしゃぁ!」」」


皆一斉に立ち上がる


「陽菜こいっ!今日はお前の為の走りだ…楽しめよ」


「あたしの…為…」


「今日は盛大に行くぜー!!」


嵐が興奮気味に拳をあげた


部屋の扉を開け次々に出て行く