月夜の散歩

目を覚ましたあたしは目を擦りながらソファーに座っていた


「おはよう陽菜ちゃんよく眠れたかい?」


ぼやけた視界に入る秦の姿


なんとなく何時もの秦では無いな?と思っていたが


クリアになった視界に映る姿に目を丸くした


「秦…どうしたのその格好?」


全身緑色…


「ピーマンみたい!」


ズルッとずっこけ「ははっ」と苦笑する


「ギャハハっ…ピッ…ピーマン…ひーっ…勘弁してっ…ひひっ」


お腹を抱えて大笑いする嵐に秦は拳骨を一つ落とした