「お休み」


そう言って冬夜は眠ってしまった


すーすーの寝息を立てて眠る冬夜の寝顔を見ていた


「無防備な総長さん…」


頬をつんと触ると眉間にシワを寄せていた


クスクスと笑い冬夜の胸に顔をうずめた


黙っていてもわかる冬夜の強さ


喧嘩も強いかもしれないけれど心も強い人


この人なら…


あたしは考えていた