ソファーに座っていた嵐が突然ばっと身を乗り出し


「陽菜ちゃんそんな俺様な総長君なんか止めて俺にしろよ~」


「ぶはっ…ケホッ」


ジュースを吐き出して咳き込むあたし


「なっ?なっ?大事にすっからさぁー」


冬夜は何も聞こえないかのようにあたしの背中をさする


「「………」」


冬夜と見つめ合うこの人だから反応した心…でもそれは言えない


「ごめん…だって嵐軽いんだもん!」


「はぁー俺の何処が軽いんだよ!!」


「「いや軽いから!」」


嵐は優と遥人に言われがっくりと肩を落としていた