暫くしてガチャっとドアが開きズカズカと皆が入ってくる


ぐったりするあたしを見て言う


「「「「容赦ねー」」」」


「ふっ…」


「「「「………」」」」


怪しく笑う冬夜に逆らうまいと皆思っていた




「でも冬夜が耳が弱いとは思わなかったぜ」


嵐が言うと


「多分ですけど…陽菜ちゃんだけに反応するのでは?いつも僕達が耳打ちしても何の反応もありませんよね…」


蓁が腕を組んで首を傾げて冬夜を見る


あたしだけ?そんな事あるわけないじゃん!!


「じゃ試してみようぜ」


嵐はおもむろに立ち上がり冬夜に近付くとニヤリとした